~Microsoft Power Automate のカスタムコネクタでタスク情報を取得しましょう!~
今回は Microsoft 公式のワークフロー自動化サービス Power Automate でカスタムコネクタを作成し、タスクワールドのタスク情報を取得してみましょう。
※本稿に掲載されているインターフェース画像は記事がリリースされた時点のものであり、現在のものとは完全に一致しない場合があります。
事前準備
以下の①~③を準備します。
① Microsoft Power Automate にサインインします。
※カスタムコネクタの利用にはOffice365の Premium アカウントが必要になります。用途に応じて Power Automate のライセンスを購入してください。
② API 呼び出しのテンプレート作成に使用する Postmanをインストールします。
③ タスクワールド API で使用する ID を用意します。ID はタスクワールド画面の「アカウント設定 > データのダウンロード」からダウンロードするか、または過去記事のサンプルソースからも取得できます。
テンプレートを作成
まずは Postman でAPI 呼び出しのテンプレートを作成します。
過去記事の手順を参考にして、Postman でタスク情報取得(task.get)を実行します。レスポンスで「"ok":true」が返ってくれば成功です。
リクエストが完成したらエクスポート用のコレクションを作成してクエリを格納しましょう。
左上の「NEW」ボタンをクリックして「Creat New」の「Collection」を選択し、任意の名前でコレクションを作成します。
次にクエリをこのコレクションに保存します。先ほど実行した task.get API のタブを開いた状態で、右上の「Save」ドロップダウンから「Save As...」をクリックして、コレクションを指定して保存します。
コレクションをエクスポートします。Postmanの左側の コレクション一覧にカーソルを重ねて「…」メニューを開き「Export」をクリックします。形式は「Collection V1」を選択し、「Export」をクリックして任意の場所にファイルを保存してください。
カスタムコネクタを作成
次にカスタムコネクタを作成します。
Power Automate 画面の左側メニューから「データ>カスタムコネクタ」を開きます。ページ右上「カスタムコネクタの作成」をクリックして「Postman コレクションをインポート」を選択します。
「カスタムコネクタの作成」フォームが開くので、任意のカスタムコネクタ名を入力し、「インポート」で Postman からエクスポートしたテンプレートファイルを選択して「続行」をクリックします。
なお、ファイルを選択するとファイルが別名で表示されますが、これは指定したファイルから自動変換された一時ファイルの名前が表示されているだけなので問題ありません。
インポートに成功したら右上の「コネクタの作成」をクリックして保存します。これでカスタムコネクタの作成は完了です。
テスト実行
作成したカスタムコネクタの動作確認をしましょう。
カスタムコネクタの編集画面で「4. テスト」を開きます。
接続欄が空欄なら「+新しい接続」をクリックして接続設定を追加します。下段の送信パラメータ欄にタスクワールドのプロジェクト情報を入力し、「テスト操作」を実行しましょう。
テストが終わると下の方に結果が表示されます。「OK(200)」が返っていれば成功です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?カスタムコネクタを一から作成すると設定項目が多くて大変ですが、Postman を使えばあっという間にカスタムコネクタが完成します。インポート前にAPI の接続確認が済んでいるのも安心ですね。
Power Automate は Office 製品や外部サービスとの連携に強く、ワークフローのトリガーも様々に設定できるので大変便利です。Power Automate を使いこなせれば定型作業の自動化がとても捗りますので、みなさんもぜひ、タスクワールドと一緒に使ってみてください!
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